映画評論のパイオニアだった淀川長治。98年11月、89年の生涯を惜しまれつつ閉じられたが、本書は、氏の80代前半、東京新聞に連載されていたエッセイをまとめたもの。老境に達していたとはいえ、鋭い感性、想像力無限の躍動感が垣間見え、それでいて、しなやかで温かく、ユーモアに富み、ちょっぴりほろ苦い世界が展開されている。映画ファン、淀川ファン必読の一書。
映画評論のパイオニアだった淀川長治。98年11月、89年の生涯を惜しまれつつ閉じられたが、本書は、氏の80代前半、東京新聞に連載されていたエッセイをまとめたもの。老境に達していたとはいえ、鋭い感性、想像力無限の躍動感が垣間見え、それでいて、しなやかで温かく、ユーモアに富み、ちょっぴりほろ苦い世界が展開されている。映画ファン、淀川ファン必読の一書。